ツーリング日記 立山・黒部編
-去年の京都は暑かったのに・・・-
さて楽しみにしていた2011年のゴールデンウィーク。昨年は関西に向かったので今年は東北へ・・・とも思っていたのだが、 なにせあんな地震があったのでちょっと遠慮。被災状況がどうなっているのか自分の目で見るという選択肢もあったが、そこで 生活している人のことも考えると物見遊山でバイクでツーリングなどしている場合ではない。というわけで比較的近場の立山黒部アルペンルート、 長野側からのアプローチをすることとなった。
写真はいきなり関電トロリーバスの扇沢駅に到着したところ。標高1200mを越えたあたりからどんどん残雪が多くなってきて、
駅についたときにはこの有様。道路には全く雪がないので、こける心配はないし、周りにバイクがいっぱいるので安心だが、
冬ジャケじゃないと寒くて死ぬ
駅舎はこんな感じ。かなり立派。背中側にバイクの駐輪場があって、40台ぐらいは止まっていただろうか。
結構高い(9,000円弱)扇沢~室堂間の往復チケットを購入後、まずはトロリーバスに乗車。とりあえずこれだけで黒部ダムまでは行けるそうだ。
黒部ダムに着くと黒部湖の水面が凍っていて、5月だよね?と思わず叫びたくなるような 景色が広がっていた。ダムからの放水を期待していたが、時期尚早のせいかそれは無し。ちょっとがっかり。標高は先程の 扇沢とあんまり変わらないが、谷底から吹きあげてくる風が強く、かなり寒く感じる。
室堂駅までの往復は思ったよりも時間がかかる。駅ごとに20~30分は次の乗り物を待つことになるからだ。
最終便で下ると山の中で日が暮れるおそれがあるため、売店のおやきを齧りながら次の黒部平駅に向かうケーブルカーを待つ。
やってきたケーブルカーは・・・。うむ。高尾山のケーブルカーをトンネルの中に移したようなもんだ
各駅にお土産屋さんや食堂があり、次の乗り物の待ち時間が20分以上あるということは、まあそういう事なんだろう。 甘酒をすすりながらやってきたロープウェイに乗り込み、次は大観峰駅へ。
大観峰駅からの眺め
そしてまたトロリーバスに乗り込み、たどり着いた室堂駅。高尾駅のポスターで見た雪の大谷が眼前に。
今年は例年より壁の高さが高いらしい。
地獄谷の温泉まで雪原を歩く。有毒ガスが発生しているので、近くまで降りられないらしい。
確かに硫黄の匂いはかなりキツイ。
室堂駅周辺案内図。ハイキングコースがあるが、5月だと一面銀世界で、景色の変化に乏しい。
ちなみに駅の喫茶店で飲んだ水出しコーヒーは、まろやかでとても美味しかった。
なんというか、ブラックコーヒー特有の「トゲ」がない感じなのだ。恐ろしく高かったが。
そんなこんなで室堂駅を後にし、再び黒部ダムまで戻って夕日に照らされるダムを撮影。
どうにか最終便一本前で扇沢までもどることができた。正味6時間はかかったか。
おみやげ購入に時間を取られ、結局あたりが暗くなる頃今夜の宿 「ペンションあるかす」 に到着。夕食に舌鼓を打つ。明日は善光寺に向かう予定だ。