ツーリング日記 07

-みちのく1500km 後編-

昨晩盛岡に泊まり、2日目の今日は本州最北端、大間崎を目指す!

昨日の疲れが少し残っているが、そんなことは言ってられない。東北自動車道から八戸道に乗り、まず三沢市を目指す。もちろん、高速道路に乗る前と降りた後に給油だ。 相変わらず燃費が悪い。
高速を降りた後は、下道をひたすら走って下北半島を北へ北へ。このへんになると、信号・人家がまばらで、当然ガソリンスタンドもかなりまばら。昼間のうちなら 散在しているガソリンスタンドはどこも開いているが、夜7時を過ぎてくるとどこも開いていないらしい。夜の下北半島では携行缶が必須ということか。

汽水湖途中、六ヶ所村を走っているあたりで、汽水湖が点在している。後から調べたら下北半島にはマリモの生息している湖が点在しているらしいが、写真をとった尾駮沼にはいないらしい。残念。
高速を降りてかなーり走るとむつ市にたどり着く。ここからさらに北上だ。途中では同じく本州最北端を目指しているであろうツーリングライダーとたくさんすれ違う。
漁村の中を通り抜けたり、海のそばを走り抜けたり。当然海水浴をしているものはぜんぜんいない。そりゃそうだ。こんなところで泳いだらすげー寒そうだもの!

大間崎ついにたどり着いた本州最北端大間崎。そこにはキャンプサイトがあり、テントを張っている兵(つわもの)たちが。夜は結構さむいんと違うかー。
ライダーたちが数多く集まっている。そんな中でいかぽっぽ焼き、たこの足、マグロを食い、お土産を実家に向けて送る。ここから送っても明日には栃木に荷物が届くんだなー。すげえな。流通システム。


ライダーたちが引き寄せられるように集まる大間崎を後にし、ホテルのチェックインまで時間があるので、今度は霊が引き寄せられるように集まる恐山に向かうことに。いったんむつ市のほうまで戻り、 夕闇の迫った下北の道を恐山へと向かう。そして到着した恐山。お盆休みだからか、人がいっぱいいて、ぜんぜん怖い雰囲気はない。
小さいころにも来たことがあるはずだが、ほとんど記憶にはない。参道(?)の両脇に、温泉がわいているのか!じっと建物を見ていたら、窓がガラっと開いて中の人(男)と目が合ってしまった。別に何も文句を言われる筋合いはないが、 なんとなく気まずい。

恐山
その後は恐山の境内をテクテク歩く。期待を持っている人には申し訳ないが、イタコのおばあちゃんはぜんぜんいないぞ。このような観光地化されたところにはいないのか、それとも既にフィクションの中だけの存在と成り果てたのか。

恐山2
そんなこんなで二日目のたびも終わり、むつ市内のホテルに一泊。今回は恐山から降りてきたらあっさりと見つかったのでよかった。

次の朝起きたらいきなり雨!!まあ、天気予報で分かっていはいたのだか。
地元のお魚、とろろ芋を朝ごはんに食べて、雨の中出発。同じホテルに泊まっていたライダーの方とお互いの無事を祈る。この方はこれから大間崎に向かい、フェリーに 乗るらしい。

八戸道の入り口まで、ひたすら走る走る。昨日も通った道だが、とにかく高速までが遠い上に、下北半島はものすごい雨!4-50kmぐらいしか出せないぞ。そんな俺を後ろからものすごい勢いでぶち抜いていく地元民たち。 まあ水をかけられても全身防水フル装備だからなんてことはないが、一度大量の水しぶきが胸を直撃して苦しかった。

三沢市、八戸道までたどり着くと、雨が上がり、快適になった。ここからは栃木まで600kmを走りぬくのみ!!まさに弾丸ツーリングだ。
だが盛岡あたりで又雨が降ってきやがった・・・高速道路上で強い雨はきつい。100kmぐらいで走ると雨粒が痛いので、80kmぐらいでちんたら走る。そんな俺を後ろからものすごい勢いでぶち抜いていく地元民たち。鬼か!!

その後も雨は振ったりやんだり。矢板ではおなじみの渋滞に巻き込まれ、朝の出発から11時間かかって、北関東道真岡インターにたどりついた。つ、疲れた・・・。その辺のビジホでもう一泊してもよかったのでは・・・
600kmぐらい走れると思っていたが、それはずっと晴天と仮定しての話。正直雨だときつかった。今後のために教訓としておく。

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